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2020.Vol.14

グローバルなインテリアの融合

Global Interior Fusions

最近のトレンドとして、世界中のクラフト/工芸品をインテリアにスマートに融合させることが注目されている。

インドネシアやマレーシアの絣(かすり)織物のイカットをさりげなくソファやベッドの上に掛けてみたり、トルコのキリム柄のラグで床を優雅に彩ってみたり、ヨーロッパのカルパティア山脈やアフリカの大草原に由来した芸術的な工芸アクセサリーを飾ってみたり、インテリアの異文化間のコントラストはとても刺激的だ。

 

インテリアの組み合わせをあまり神経質に考えすぎたり、保守的に同系で揃え過ぎるのは退屈だ。結局のところ、世界はひとつのグローバルな村と考えれば、様々なデザインや素材は実はうまく調和できるものなのだ。そして見方を変えれば、私たちの家は、常に活気に満ちた世界の旅物語を提供する素敵なお土産のショーケースにもなり得るのである。

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多分に民族的なテキスタイルのクッションに、柄のあるラグ。植木や籐の家具は、家具のなめらかなシルエットによく合う。©shutterstock

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天然色素の深くて温かいインディゴブルーは、伝統的なテキスタイルの中でクラシックな色である。暗い色合いの木材やグレーの色調とうまく調和する。©shutterstock

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