2020.Vol.09

もっと海を:インスピレーションとしての海

More sea: the ocean as inspiration

海にでかけて海を連れて帰ることができたら、どんなに素敵だろう? そんなふうに思うのはきっとあなただけではない。

今年、ヨーロッパの多くのデザイナーや家具メーカーが海を眺め、貝のかたちをしたアームチェア、ウニを思わせる照明、ネットで吊り下げられた植物などを駆使して地上に海を持ち込んでいる。Pantone(パントン )ですら、2019年のカラー・オブ・ザ・イヤーに水を想起させる色を選んだくらいだ。

 

リビングコーラルはオレンジ、黄、ピンクの中間にある鮮やかな赤で、海の涼しげな色には特によく合う。また部屋全体を青一色に塗ることで、手軽に海の中の雰囲気をつくれる。光が屈折する照明は、穏やかな波に反射する光を思い起こさせる。そしてマクラメを使った装飾品が最後の仕上げだ。インディゴ染めの麻などの天然生地、ラタンや竹などの天然素材は、最後に行ったビーチで見た家具を思い出させてくれる。

色の選び方だけで海辺の雰囲気が生まれる。洗いざらしのインディゴ色と天然素材の組み合わせは、

ビーチで過ごす穏やかな休日のようだ。©shutterstock

ハンモックほど、一瞬でビーチにいるような感覚にさせてくれるアイテムは他にないだろう。クラゲ型のランプとランタンがさらに海辺の雰囲気を演出してくれる。©shutterstock

© Häfele Japan K.K., Japan. All rights reserved.