2020.Vol.07

ラタンと竹、ふたたび

Rattan and Bamboo Revisited

60年代と80年代、“ラタン”は庭やリビングの家具に使われる人気の素材だった。その後、私たちはラタンに飽きてしまい、それを「エコ」とか価値あるものと呼び、鉄やガラス、プラスチックを好むあまり天然素材を多く使わなくなってしまったのである。さらには、ラタンヤシは二酸化炭素を吸収し生育が早く、素材として安定性があり軽量なのにしなやか、というメリットすら忘れてしまっていた。それが今、家具にサステナビリティを求めることがスタンダードとなったことで、ラタンが再び注目を集めている。そこに含まれる価値だけでなく、インスピレーションあふれるフォルムや装飾的なシルエット、透かしのある編み細工といった美しさもその理由となっている。さらに、大半の製品はトウの木を原料に繊細な手作業で生産される、というストーリー性のある製造工程もそうだ。ラタンの他に竹の人気も復活してきており、今日では家の中と外の両方であたたかみのある快適さを提供するモダンな家具材となっている。

微妙なニュアンス、あふれる白や瑞々しいグリーンと組み合わせることで、ラタンや竹の持つあたたかみを最大限に引き出せる。©shutterstock

本来の生息地で:織物や装飾品と組み合わせたラタンと竹が、あなたの庭を居心地のよい空間に変えてくれる。© shutterstock

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