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2020.Vol.06

花の威力:花柄の壁紙から更紗まで

Flower Power: From Floral Wallpaper to Chintz

花柄が戻ってきた! この季節の庭だけでなく、壁やクッション、ラグ、布張り家具にも咲き誇る花々。その最たる例が、17世紀のインドから始まった花柄の織物、インド更紗である。1980年代末には、あまりにも時代遅れになりすぎて「更紗(サラサ)」という言葉自体が味気なく安っぽいものを意味するようになった。それが今、リバイバルを果たしている。おばあちゃんやローラ アシュレイ的な意味合いは過去のものとなり、インテリアにノスタルジックな風を吹き込んでいるのだ。そこにジャングル感やロマンチックな花園感をもたらす模様の壁紙が加わる。華やかさはミニマル主義とはかけ離れたものであり、装飾的な大胆さを求める声なのだ。やりすぎにならないためには小さいところから、壁なら一面だけにするとか、花柄のラグを敷くところから始めるのが一番である。花柄がその他の家具にとってのキャンバスとなり、最近の繊細なデザインと素晴らしい調和を見せるが、何よりも花柄がもたらしてくれるのはただひとつ、人を元気づけるパワーだ!

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花の威力:花柄プリントは部屋を明るくし、強いメッセージ性を示すのに最適である。©shutterstock

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必ずしも花でなくていい。熱帯のジャングル柄やつる植物の葉柄が、あなたの部屋を心安らぐ森林の一角に変えてくれる。©shutterstock

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