2019.Vol.06

空気のようでほとんど見えない:ガラスとアクリルでできた家具

Ethereal and almost invisible: furniture made of glass and acrylic

2019年、インテリアデザインはまるで空気のような軽さを身につけた。ソファは華奢な脚の上に鎮座し、壁はパステルカラーに波を打つ。そして普段使わない家具を備えるときには材質としてガラスを選ぶことが多くなっている。個性的なテーブルトップから棚全体に至るまで、メーカーはその中や上に置かれるものを通してのみ、自らを物理的に存在させることができる家具をリビングルームに持ち込んでいる。同時に、新しいガラス製の家具が所有者を鍛えている。結局のところ、昔のディスプレイキャビネットと違う点は、それが光を通して部屋を広く見せるということであり、空間を主要な家具にしているという点だ。そんな家具たちは、日ごとにノマド化するこの時代の物語を私たちに語りかけてくるのだ。

若手デザイナーのAylene Ruschkeによるディスプレイボックスが2つあるサイドボード。主役を占める持ち物を縁取る家具。©imm cologne/Ruschke

immケルン国際家具インテリア見本市で、Studio Truly Truly(スタジオ・トゥルーリー・トゥルーリー)は一軒の家を設定して現在のトレンドを示した。ガラストップと繊細な土台を備えたこのテーブルは抽象的な彫刻となっている。©imm cologne/Truly Truly

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