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2017.Vol.04

イームズチェアとキドニーテーブル:
20世紀半ばのモダンデザインへの回帰

Eames chairs and kidney tables: Mid-century modern is back

現在、ヴィンテージ家具の需要やポピュラーデザインのクラシック家具の復活を求める声は、決して高いものではないが、1940年代から1960年代のいわゆる「ミッドセンチュリーモダン」の家具に関しては、今需要が高まってきている。オーガニックな形状や円すいの脚、自然素材といったものは、チャールズ&レイ・イームズ、エーロ・サーリネンといったデザイナーたちの象徴でもあるが、いつもながらこの時代のデンマークデザインが、特にエレガントな椅子やソファ、照明は言うまでもなく、銅とガラスのサイドテーブルといった分野でリードしている。家具製造業者は、それらの急激な需要の高まりに応えるべく、現代のニーズにクラシックなデザインを融合させたモデル(イームズ・プラスチックチェアのような)を、現代の色と椅子の高さに準じて生産している。

クラシコンのためにセバスチャン・ヘルクナーがデザインしたBell Tableは、ガラスと真鍮で伝統的な技巧を駆使して精巧に作られている。そしてそれは彼なりの、名高いミッドセンチュリーモダン・スタイルへのオマージュだ。

© imm cologne/Classicon

パターン模様の壁紙、キドニーテーブル、そして50年代風ソファ。Red Editionによる現代解釈がここにある。

© imm cologne/Red Edition

ヴィトラのイームズ・プラスチックチェアーは、50年代のクラシックスタイルが現代のカラーで蘇る。

© imm cologne

デンマークブランド”&tradition”のためにアルネ・ヤコブセンとフレミング・ラーセンによって作られたメイヤー・ソファは1939年のデザインに遡る。

© imm cologne

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